今年は柿を例年になく結構たくさん食べている。
去年までほとんど柿を食べることがなかったけど、食べてみたら美味しくてハマってしまった。なんで今まで食べてなかったんだろうか?こんなに美味しいのに。
と考えていたら昔の記憶が蘇ってきた。このことが原因で何十年も柿を食べてなかったのだ。
恐ろしいな、思い込みって。
昔の思い出
妹が祖母に柿をむいてくれって頼んだ。
祖母は言われた通り柿をむいて妹に渡した。
妹は柿がとても美味しかったらしく、2個目を祖母に要求した。
そしてそれもまたペロッと平らげた。
そして3つ目を要求した。
祖母は「いい加減にしておけ」と注意したが妹はその静止を聞かず怒りだしたので、
祖母は仕方なく3個目をむいた。
3個目を食べ終わっても妹の要求は止まることなく、
この時本当に7個食べ切った。この食い意地が張った奴は当時小学3年生だった。
そして7個食べ終わって10分くらい経った頃、妹の体に異変が起こった。
嘔吐を何回もしたのだ、吐くものがなくなるくらい嘔吐しまくった。
明らかに柿の食べ過ぎである。
あまりにも嘔吐がひどかったので、親が病院に連れて行った。
そしてだいぶん時間がたって帰ってきた。
嘔吐のしすぎで点滴を打っていたらしい。
それから私たち姉妹は柿を口にしなくなってしまった。
悪いのは食い意地が張った妹であるのは間違いないが、妹のあの姿を見てトラウマになってしまった。
何十年ぶりに食べる柿は本当に美味しい。
来年も食べるだろう。
でも1日に一個と決めている。